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※本記事は2026年9月10日の発表時点で公開されたスペックにもとづく内容です。実機での検証は行っていません。
2026年9月10日、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxが発表されました。
私はiPhone 17 Pro Maxを使っています。だから今回の発表は、他人事ではありませんでした。
先に、カメラ好きとしての結論をお伝えします。
今回の進化はカメラ、それも「可変絞り」の一点に尽きます。スマホでF値を物理的に変えられる意味は、写真をやっている人ほど大きく感じるはずです。
この記事では、17 Pro Maxユーザーの視点から、カメラ性能を中心に何がどう変わったのかを整理します。
なお現時点では、まだ発表されたスペックしか出ていません。実際の写りは作例が出てからの評価になります。その前提でお読みください。

結論:カメラ目当てなら買い。それ以外は急がなくていい
17 Pro Maxから18 Pro Maxへの変更点を、先に整理しておきます。
| 項目 | 17 Pro Max | 18 Pro Max |
|---|---|---|
| メインカメラの絞り | 固定 | 4段階の可変絞り f/1.48・f/1.8・f/2.8・f/4.0 |
| カメラ構成 | 48MP×3 | 48MP×3(据え置き) |
| 望遠 | 光学4倍 | 光学4倍(据え置き) |
| チップ | A19 Pro | A20 Pro(GPU約40%向上) |
| 冷却 | ベイパーチャンバー | 表面積が約3倍に大型化 |
| ビデオ再生 | — | 最大45時間(6時間増) |
| 充電 | 20分で最大50% | 最大60W/15分で最大50% |
| 重量 | 233g | 249g(16g増) |
| 価格(256GB) | — | 239,800円 |
表のとおり、カメラのハード構成は据え置きです。超広角も望遠も、17 Pro Maxから変わっていません。
変わったのはメインカメラの絞りだけ。ただ、その「だけ」が写真の世界では大きいのです。
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絞りとは、レンズを通る光の量を調整する仕組みです。この開き具合を表すのがF値になります。
一眼カメラには当たり前に付いている機構で、F値を変えることで明るさとボケを同時にコントロールします。
ところが、これまでのスマホの絞りは固定でした。
今までのボケは「計算で作ったボケ」だった
iPhoneのポートレートモードで背景がボケるのは、レンズがボカしているからではありません。
被写体と背景をソフトウェアが判別し、背景に後からぼかし処理をかけています。いわば計算で作った擬似的なボケです。
だから髪の毛の輪郭が不自然に切り抜かれたり、メガネの縁が溶けたりしていました。心当たりのある方も多いはずです。
18 Proは、光学的にボケを作れる
18 Pro/Pro Maxのメインカメラには、f/1.48・f/1.8・f/2.8・f/4.0の4段階の可変絞りが搭載されました。
物理的に絞り羽根が動くので、ボケは計算ではなく光学的に生まれます。
開ければ(f/1.48)背景が大きくボケ、絞れば(f/4.0)手前から奥までピントが合う。
一眼カメラと同じ理屈が、そのままスマホに入ったということです。
🔗 絞りをもっと知りたい方へ
可変絞りで、実際に何ができるのか
髪の輪郭が溶けない、自然なボケ
f/1.48まで開けば、背景は光学的にとろけます。輪郭の切り抜きに頼らないので、髪の毛の境目も自然です。
子どもの表情を撮るとき、背景の生活感を消せるのは大きいです。
集合写真で、後列までピントが合う
逆に絞れる(f/4.0)ことも重要です。
前後に並んだ集合写真では、開放だと後列がボケてしまいます。絞ればピントの合う範囲が広がり、全員をシャープに写せます。
手前の花から奥の山まで、全部くっきり
手前の花から奥の山まで、すべてにピントを合わせたい。風景写真ではよくある場面です。
これも絞りを使う撮り方で、今までのスマホには選択肢そのものがありませんでした。
暗い室内の動画にも効く
Appleは、非常に暗い場所での動画撮影にも効果があるとしています。f/1.48まで開けば、それだけ多くの光を取り込めるからです。
正直に言う、気になる点
可変絞りは目新しい技術ではない
スマホの可変絞りは2018年のSamsung Galaxy S9が2段階のものを搭載済みです。
HUAWEIやXiaomiは10段階の可変絞りも採用しています。
Appleが最初というわけではなく、追いついた形です。とはいえ、iPhoneに載る影響力は別格ですが。
可動部品が増えるということ
絞り羽根は物理的に動く部品です。動くものは、動かないものより壊れる可能性があります。
一眼レンズでも絞り機構の不具合は起こり得るもので、長期の耐久性は使ってみないと分かりません。ここは利用者の声を待ちたいところです。
16g重くなった。ジンバル利用者は要注意
17 Pro Maxの233gから、18 Pro Maxは249gへ。16g増えました。
数字だけ見ると小さいようですが、スマホとしては最重量クラスです。ケースを付ければさらに増えます。
ここでひとつ注意喚起です。スマホ用ジンバルを使っている方は、対応重量を確認してください。
私が使っているDJI Osmo Mobile 8は170〜300gが対応範囲。本体は収まりますが、頑丈なケースを付けると超える可能性があります。
23万円。ミラーレスが買える価格帯に
18 Pro Maxは256GBで239,800円から。17 Proシリーズから20%を超える値上げになりました。
この価格になると、エントリークラスのミラーレスとレンズが買えてしまいます。そこは考えどころです。
17 Pro Maxユーザーは買い替えるべきか
買い替えを検討していい人
- ポートレートモードの不自然なボケに不満があった
- スマホで本格的に写真表現をしたい
- 暗い室内での動画をよく撮る
- 集合写真や風景で、ピント範囲を自分で決めたい
急がなくていい人
- 撮るのは日常のスナップが中心
- 望遠や超広角に不満がある(据え置きなので解決しません)
- 1年で買い替える予算的余裕はない
- 本体の重さを増やしたくない
私自身は、しばらく17 Pro Maxを使い続けるつもりです。
可変絞りには強く惹かれています。ただ、私にはNikon Z8があるので、本気でボケを作りたい場面はカメラを持ち出せば済むからです。
逆に「カメラは持たない。スマホ1台で完結させたい」という方には、待ち望んだ進化だと思います。
まとめ:スマホが「絞り」を手に入れた年
18 Pro Maxのカメラは、画素数もレンズ構成も17 Pro Maxから変わっていません。
変わったのは、絞りを自分で選べるようになったこと。撮影者に判断の余地が生まれた、ということです。
「明るくボカすか、絞って全体を見せるか」。写真をやっている人間からすると、この選択肢を持てるかどうかは決定的な差です。
ここまではすべて、発表されたスペックの話です。可変絞りが実際どこまで効くのかは、作例が出そろってから見えてきます。
発売後に実写レビューが出たら、この記事にも追記していきます。
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※リンクは予約開始日以降にクリック可能になります。よくある質問
17 Pro Maxとカメラはどれくらい違いますか?
画素数もレンズ構成も同じ48MP×3で、望遠も光学4倍のまま据え置きです。
違うのはメインカメラの絞りで、18 Proは4段階(f/1.48〜f/4.0)に変えられます。
ボケや被写界深度を自分で選べるかどうかが最大の差です。
可変絞りがあると写真はどう変わりますか?
背景ボケが計算処理ではなく光学的に得られるため、輪郭が自然になります。
絞れば集合写真や風景で全体にピントを合わせられます。表現の選択肢が増える、という理解が近いです。
18 Proと18 Pro Maxの違いは?
カメラの仕様は共通で、可変絞りは両方に搭載されています。違いは画面サイズ(6.3インチと6.9インチ)、本体サイズと重量、バッテリー持ちです。
発売日と価格は?
予約開始は2026年9月12日、発売は9月18日です。18 Pro Maxの256GBで239,800円から。価格は変動するので、最新は販売ページでご確認ください。
望遠は強くなりましたか?
いいえ、光学4倍・デジタル最大40倍で据え置きです。運動会など遠くの被写体が目的なら、買い替えても解決しません。