基礎知識

【設定メニュー】 撮影モードについて

※当ブログでは、アフィリエイト・アドセンス広告を利用しています。

こんにちは、Yukapopoです♪

 

これからカメラを始める方や初めて一眼レフカメラを購入した方にとってまず初めに悩むのは、設定項目が多くてどういう風に設定すれば良いのかがわからないことではないでしょうか?

 

そこでまず撮影するために知っておきたい「撮影モード」について解説していきたいと思います。

 

まず「撮影モード」には大きく分けて2種類のモードがあります。

自動で最適な設定にしてくれるモード

AUTO:オートモード・発光禁止オート

オートモード・発光禁止オート
オートモード・発光禁止オート

全てカメラ任せの簡単な操作で写真撮影を楽しむことができます。

フラッシュも必要に応じて発光されますが、発光させたくない場合は、フラッシュを使用したくないときは、発光禁止オートを使用します。

簡単に撮影はできますが、自分で設定しないため無難な写真になりがちです。

せっかく一眼レフを買ったのなら、別のモードで撮影を楽しむことをお勧めしたいです。

SCENE:シーンモード

SCENE:シーンモード
SCENE:シーンモード

ポートレート・風景・スポーツ・夜景・夕焼けなど色々なシーンに合わせたモードがあり、撮影するシーンに合わせてモードを選ぶだけで、美しく撮影することができるモードです。

まだ、撮りたいシーンは決まっているけど、どのような設定をすれば良いのかがわからないときに役立つモードです。

シーンを選択するだけで設定を変更してくれるので、まずはこのモードでカメラに慣れるのも良いですね。

EFFECTS:スペシャルエフェクトモード

EFFECTS:スペシャルエフェクトモード
EFFECTS:スペシャルエフェクトモード

カラースケッチ・セレクトカラー・ミニチュア効果など特殊な効果のついた撮影ができます。

普通の写真だけでなく、ちょっとお洒落な効果がついた撮影をしたいときに便利なモードです。

Instagramにアップしたりするときにも役立ちますね

 

自分で設定するモード

M:マニュアルモード

M:マニュアルモード
M:マニュアルモード

シャッタースピード絞り値両方を自分で決めて撮影します。

どちらも自分で設定しないといけないため、難易度は上がりますが、上手く使いこなすことが出来れば、より自分が撮りたい写真に近づけることができます

A:絞り優先オート

A:絞り優先オート
A:絞り優先オート

絞り値を自分で決めると、適正な露出になるようにカメラがシャッタースピードを自動で決めてくれます。

絞り値を変えるとピントを合わせる範囲を変えることができるので、一眼レフならではのボカした感じの写真や手前から奥まで広範囲にピントを合わせる風景写真などを撮影するときに使用すると便利なモードです。

彼岸花 絞り値(f/3.5)
彼岸花 絞り値(f/3.5)
彼岸花 絞り値(f/14)
彼岸花 絞り値(f/14)

先の写真では中央付近だけにピントを合わせ、後の写真では全体にピントを合わせてみました。

正確にいうと、絞り値だけでなく、レンズの焦点距離撮影距離により被写界深度というものが変わります。

この被写界深度が浅い・深いという違いにより、ピントの合う範囲が変わるのです。

被写界深度については、また別の記事で詳しく説明していきます。

ここでは、絞り値の違いだけでこれだけ印象が変わると感じてもらえれば良いかなと思います。

S:シャッター優先オート

S:シャッター優先オート
S:シャッター優先オート

シャッタースピードを自分で決めると、適正な露出になるようにカメラが絞り値を自動で決めてくれます。

シャッタースピードを変えることで、被写体の動きを強調したり止めたりする撮影に適しています。

滝の水の流れを糸のように表現したり、スポーツ選手など速い動きの被写体の動きを完全に止めたり、設定により表現の幅を広げることができます

水の流れ シャッタースピード遅い
水の流れ シャッタースピード遅い
水の流れ シャッタースピード速い
水の流れ シャッタースピード速い

このようにシャッタースピードを変えるだけでずいぶん印象が変わります

被写体の動きをどのように捉えるかでいろんな撮影が楽しめます。

被写体の動きを完全に止める撮影(シャッタースピードを速くする)
被写体の動きを完全に止める撮影(シャッタースピードを速くする)
花火の光を美しく表現(シャッタースピードを遅くする)
花火の光を美しく表現(シャッタースピードを遅くする)

イルカや水しぶきを止めることで一瞬を切り取ったり、花火の光をゆっくり表現することで幻想的なシーンを撮影することができます。

さらにシャッタースピードは遅いままで、被写体の動きに合わせてカメラを動かすことで「流し撮り」という撮影も可能になります。

飛行機の流し撮り
飛行機の流し撮り

被写体を捉えた状態で背景は流れているので、すごくスピード感を表現できます。

シャッタースピードが遅いためブレたり、カメラを動かしながら撮影するのですごく難しいですが、上手く撮れたときはとても達成感があるので、ぜひ挑戦してみてください。

P:プログラムオートモード

P:プログラムオートモード
P:プログラムオートモード

被写体の明るさに応じて、適正な露出になるようにカメラが絞りとシャッタースピードを自動で決めてくれるモードです。

オートモードと同じように感じますが、プログラムオートモードには、同じ露出で絞り値とシャッタースピードの組み合わせを変更することが可能な「プログラムシフト」という機能があります。

絞り値とシャッタースピードの組み合わせを変更することで、ボカした写真や動きを止めた写真などある程度狙った表現をすることができます。

違いを簡単に説明すると、

(オートモード)
全てをカメラが自動で決めるモード

(プログラムオートモード)
最初はカメラが自動で決めてくれるが、好みの写真を撮れるように調整ができるモード

といった違いがあります。

ただ、個人的にはあとで調整をするくらいなら、最初からAモードやSモードで撮ったほうが良いのではないかな?と思います。

U1・U2:ユーザーセッティングモード

U1・U2:ユーザーセッティングモード
U1・U2:ユーザーセッティングモード

よく使う機能をあらかじめ登録しておくことで、撮影モードダイヤルを切り替えるだけで、設定した内容で撮影することができるモードです。

登録できる機能は、その機種によるので自分のカメラで確認してください。

絞り値やシャッタースピードだけでなく、露出補正やフラッシュモード、フォーカスポイントなど多くの設定を登録することができます

風景写真を撮るときや飛行機・電車を撮るときなど、自分がよく撮影するときに使っている設定を登録することができる非常に便利な機能です。

撮影モードの切り替え方法

メーカーやカメラの機種ごとに多少の違いはありますが、カメラ本体の上部に撮影モードダイヤルがついており、このダイヤルを回すことでモードを切り替えることができます

撮影モードについて
撮影モードダイヤル

ダイヤルを回すだけでモードを変更することができます。

いろんなスイッチやボタンがあるので、何もわからない状態だとあまり触りたくない人が多いとは思いますが、カメラを買ったのにもったいないですよ!

まずは色々触って試すことでわかるようになりますので、一緒にカメラライフを満喫しましょう!

まとめ

最初は、どのモードで撮影すれば良いのかわからないので、オートで撮影しようと考える方も多いかと思いますが、カメラを趣味にしたいと考えている方には絶対にお勧めしません

なぜなら、上達するためには絞り値・シャッタースピードを変えると、こういう写真が撮れるということを経験することで身につけていくことが必要になります。

自分が撮影したい被写体に応じて、どのモードを使用するかを考えて撮影を行うことが上達の近道なのです。

少しでも上達したいと考えている方は、まずAモードやSモードで撮影することをお勧めします

※当ブログでは、アフィリエイト・アドセンス広告を利用しています。

-基礎知識