【保存版】ホタルの撮影方法

６月に入り、ホタルの季節になりましたね！

ホタル鑑賞に行くと、「このキレイな風景を写真に残したい！」と撮影に挑戦しても、なかなか難しいですよね^^;

そこで今回は、ホタル撮影に挑戦しましたので、撮影方法を紹介します。

今回の方法では、このような写真が完成します。

準備するもの

とりあえず、この３つがあれば大丈夫です。

最近は、スマホのカメラの性能が上がっているので、「写真を撮るのはスマホで充分！」って方も多いですよね！

もちろん、ホタルの撮影をスマホで行うことも可能です。

ただし、シャッタースピードを遅くすることができるスマホorアプリが必要となります。

今回の撮影では、「比較明合成」という方法を使います。

「比較明合成」ってなに！？って思いますよね。

難しい名前ですが、簡単に説明すると「複数の写真の明るい部分だけを合成する方法」です。

ホタル撮影だけでなく、星空や夜景、花火など色々な撮影に使えますので、覚えておくと大変便利なテクニックなのでぜひ挑戦してみてください。

比較明合成では、ベースとなる背景写真と合成するための明るい部分がある写真を合成していくので、複数枚撮影することになります。

まず、背景写真の撮り方です。

背景写真の構図を決めます。

三脚を使用し、全体にピントが合うようにして、自分の好みの明るさになるようにシャッタースピード･ISO感度を調整して撮影します。

ISO:200、シャッタースピード:30秒

通常の撮影よりは暗めですが、背景がわかるくらいに撮影しました。

好みにより明るさは調整してください。

ポイント

ピント合わせにフラッシュは禁止！

ピント合わせのためにフラッシュを使ってしまうと、ホタルが警戒してしまいます。

一番良い方法はまだ周囲が明るいうちに、少しアンダーぎみで暗くして背景の写真を撮影しておくことです。

ただし、なかなか時間がかかってしまうので、ISO感度をあげてピントだけ合わしておき、撮影をするのが手軽ではあります。

次にホタルの光の部分の撮り方です。

このとき、先ほどの背景写真と同じ構図でシャッタースピード・ISO感度を調整して暗めに撮影します。

ISO:200、シャッタースピード:8秒

背景はほぼ見えないくらいになっていますが、ホタルの光が写っているのは確認できるかと思います。

このような写真を複数枚撮影し、比較明合成することで一枚の写真を完成させます。

今回は、30枚撮影したものを使用しました。

※使用するソフトやパソコンの性能によっては、枚数が多過ぎると上手く処理できない場合がありますので、実際に試してみてください。

比較明合成をすることができるソフトを使用し、撮影した背景写真とホタルの光の写真を合成します。

私は、「affinity photo」というソフトを使用しています。

ホワイトバランスなどの項目も調整し、完成となります。

ホタルは機械などの強い光が非常に苦手なので、フラッシュ撮影は禁物です。

ストレスを感じるとホタルが警戒して光らなくなってしまうこともあります。

大きな声などでも警戒してしまうこともあるので、注意して撮影するようにしてください。