Nikon Z8を手に入れた後、誰もが直面する最大の悩み。
それが「次にどのレンズを買えばいいのか?」ということです。
Z8は4571万画素という超高解像度と、フラッグシップ機Z9譲りの超高速AFを兼ね備えた「モンスターマシン」です。
そのポテンシャルを100%引き出すためには、レンズ選びにも一切の妥協が許されません。
しかし、NikonのZマウントレンズ(S-Lineなど)は高価なものが多く、「絶対に失敗したくない」というのが本音ではないでしょうか。
この記事では、私が実際にZ8で使い倒し、「これこそがZ8の相棒にふさわしい」と確信した3本の神レンズを徹底解説します。
初心者の方でも分かりやすいよう、スペック表の数字だけでは分からない「実際の使い勝手」や「描写のクセ」を深掘りしていきます。
この記事を読み終える頃には、あなたが手にするべき次の1本が明確になっているはずです。
この記事のターゲット:Z8のキットレンズからステップアップしたい方、あるいは最初から「これぞZ8」という最高画質を体験したい初心者の方へ。
1. Z8のレンズ選びで絶対に外せない「3つの評価基準」

Nikon S-Line レンズ
具体的なレンズ紹介に入る前に、なぜZ8には「良いレンズ」が必要なのか、その理由を3つのポイントで整理します。
ここを理解しておくと、将来的なレンズ選びでも迷わなくなります。
① 4571万画素を活かしきる「解像性能」
Z8のセンサーは非常に高精細です。
古い設計のレンズや、描写の甘いズームレンズを使うと、拡大した時にピントが甘く見えてしまいます。
特に中央だけでなく「周辺部」までシャープに写るS-Line(エスライン)のレンズを選ぶことが、Z8の性能を使い切る近道です。
② 爆速AFを駆動させる「モーターの性能」
Z8の強みは、被写体を一瞬で捉えるAF(オートフォーカス)性能です。
しかし、レンズ側のAFモーターが遅いと、カメラが「合わせたい」と思ってもレンズが追いつきません。
最新のマルチフォーカス方式を採用したレンズを選ぶことで、Z8のAF性能をフルに発揮できます。
③ 持ち運びの「重心バランス」
Z8は一眼レフに比べれば軽量ですが、ミラーレスとしては適度なサイズと重さ(約910g)があります。
あまりに軽すぎるレンズだとフロントヘビーにならず使いやすい反面、超望遠などの重いレンズを装着した際に「持ちやすさ」がどう変わるかも重要なチェックポイントです。
2. 厳選!Z8ユーザーが最初に検討すべき神レンズ3選
私が実際に愛用し、Z8での撮影体験を劇的に変えてくれた3本を詳しくレビューします。
① NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(究極の万能ズーム)

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
「迷ったらこれ」と言い切れる、Zマウントユーザーの最適解です。
【特性】広角から望遠まで、これ一本で完結
一般的な標準ズーム(24-70mm)に比べ、望遠側が120mmまで伸びているのが最大の特徴です。
「あともう一歩寄りたい」というスナップや旅行、子供の運動会などで、この50mmの差が圧倒的な利便性を生みます。
【描写】全域で単焦点に迫るシャープさ
S-Lineを冠するだけあり、絞り開放f/4から驚くほどシャープです。
特に中央から周辺までの画質が均一で、風景撮影においても四隅の解像を気にする必要がありません。
ナノクリスタルコートとアルネオコートのダブル採用で、逆光時のゴーストやフレアも極限まで抑えられています。
【使い勝手】最短撮影距離35cmの衝撃
このレンズの隠れた凄さは、ズーム全域で35cmまで寄れることです。最大撮影倍率は0.39倍。
つまり、簡易的なマクロレンズとしても機能します。テーブルフォトやお花の撮影など、この1本で撮れないものはほぼありません。
② NIKKOR Z 50mm f/1.8 S(単焦点の基準にして頂点)

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
「単焦点レンズの概念が変わる」と評される、歴史的神レンズです。
【特性】「標準」の概念をアップデートする描写力
人間の視野に近い50mmという焦点距離は、基本中の基本。
しかし、このレンズが描き出す世界は、肉眼を超えるリアリティがあります。
Zマウントの「大口径・ショートフランジバック」という利点を最も分かりやすく形にしたレンズです。
【描写】とろけるようなボケと、剃刀のようなキレ
f/1.8という明るさは、夜の街角スナップや薄暗い室内でも大きな武器になります。
ピント面は恐ろしいほど鋭く、そこから滑らかに消えていく背景ボケは、スマホの加工では絶対に真似できない立体感を生み出します。
Z8のファインダー越しに見るその景色は、もはや芸術作品です。
【使い勝手】軽量かつタフな設計
約415gと軽量で、Z8に装着した際のバランスは最高です。
防塵・防滴に配慮した設計のため、過酷な環境でも安心して連れ出すことができます。
「今日は軽装で、でも最高の画質で撮りたい」という日のベストアンサーです。
③ NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR(動体撮影の救世主)

NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
Z8の超高速AFを活かすなら、このレンズを避けては通れません。
【特性】600mmの世界を身近にする超望遠ズーム
野鳥、飛行機、モータースポーツなど、遠くの被写体を画面いっぱいに捉えるための最強の武器です。
このクラスとしては珍しい「インターナルズーム」を採用しており、ズーミングしてもレンズの長さが変わりません。
これにより重心移動が少なく、手持ちでの追い写しが劇的に楽になります。
【描写】ズーム全域で安定した高画質
超望遠ズームにありがちな「テレ端(600mm)での画質低下」が驚くほど少ないです。
Z8の高画素センサーでクロップ(1.5倍)しても十分な画質を維持できるため、実質的に900mm相当の画角までカバーできる計算になります。
【使い勝手】Z8との連携による強力な手ぶれ補正効果
レンズ内に5.5段の手ブレ補正(VR)を搭載。
Z8のボディ内手ブレ補正と組み合わせることで、超望遠域でも驚くほどファインダー像がピタッと止まります。
さらに、ズームリングの回転角がわずか70度。一瞬で180mmから600mmへ切り替えられるため、シャッターチャンスを逃しません。
3. 【徹底比較】あなたのスタイルに最適な「最初の一本」
高価な買い物だからこそ、自分の目的に合ったものを選びましょう。
撮影シーン別・推奨チャート
- 風景・旅行・家族写真: 迷わず 24-120mm f/4 S。これ1本でほぼ全てのシーンが「S-Lineクオリティ」になります。
- ポートレート・芸術的スナップ: 50mm f/1.8 S。一眼を買ってよかったと心から思える「ボケ」と「立体感」を体感できます。
- 野鳥・モータースポーツ・鉄道: 180-600mm VR。Z8のAF性能を最も「使い切った感」が得られるのはこのレンズです。
4. 高価なレンズを「後悔せず」に手に入れるための3つのコツ
レンズは資産です。
正しい買い方をすれば、数年使っても価値が落ちにくいのが特徴です。
- キャッシュバックキャンペーンを活用する: Nikonは年に数回、数万円単位の還元を行います。このタイミングを待てるなら待つのが賢い選択です。
- フィルター選びを妥協しない: 今回紹介したレンズはどれも高性能です。格安のフィルターを付けると本来の画質が損なわれます。必ず「ARCREST」などの高品質なものを選びましょう。
- 下取り優待を利用する: 使っていない古い機材があるなら、専門店の下取りに出しましょう。専門店なら査定額がアップするキャンペーンも多いです。
まとめ:Z8の「その先」へ行くために
レンズ選びは、単なる機材の追加ではありません。
それは「あなたの写真の可能性を広げる投資」です。
今回紹介した3本は、私が実際にZ8で1年間使い、自信を持っておすすめできるものばかりです。
自分にぴったりのレンズを見つけて、Z8での撮影体験をもっと深い、感動的なものにしていきましょう。
次はあなたが、そのシャッターを切る番です!